仕事に行くのが嫌だ
そう思ってしまう一番の理由が、人間関係だったりしますよね
私も、人間関係が原因で仕事を辞めたいと思ったことがほとんどでした
そして、自分の性格を変えたい、変わりたいと思い始めました
そんなとき、ある一冊の本と出会いました
『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』(著者:岸見一郎・古賀史健)
私は、この本のおかげで考え方が変わって少し楽になりました
この本の大まかな内容は、すでにネットなどで出回っているかと思います
なので今回は、
どうして私がこの本を読んでみようと思ったのか
そして、それを踏まえた上で、どんな方にこの本を読んでほしいのか
そういったことをお伝えできればと思います
少しでも参考になればと思います!
当時の仕事の悩みや人間関係の悩み
まず、私がこの本を読むきっかけとなった当時の職場の悩みについてお伝えしていきます
私がその会社に入った当時は、スタッフ約15名ほどでした
仕事を覚えるのに必死で、毎日毎日ミスをしないように頑張っていました
その頃は、あまり仕事内容や人間関係について深く悩むといったことはそれほどなかったです
あっても、ほんと仲のいい人に軽く愚痴ったり話を聞いてもらうだけで発散できていました(笑)
ですが、職場環境が大きく変わったのがコロナ禍でした
コロナの影響で人員削減となり、スタッフ数が私を含めて7名ほどになってしまいました
アルバイトだけで言うと、私含めて3名でした
そうなると、今まで感じなかった負担やモヤモヤ感が一気に押し寄せてきました
例えば、
- 尊敬できて目標にしていた先輩方がいなくなった
- 愚痴を言い合うことのできていた同期や後輩がいなくなった
- 休み希望を自由に取れなくなった
- 一人あたりの仕事量が増えた
一部の例ですが、こんな感じですね
そして、一番の悩みの種となったのが、人間関係でした
仲がいいけど尊敬はできなかった先輩、そして私より年上の後輩、そして私が残りました(派遣やアルバイトの雇用契約の関係で去る者と残る者が決まってしまったため)
単純に、スタッフ数が減ってしまったために今までは見えていなかった部分が見えるようになってしまいました
良い部分が見えるようになれば良かったのですが、見たくないもの、嫌な部分が見えるようになってしまったのです(^^;
そこから、さらに自分の中のモヤモヤが出てきてしまいました・・・
本を読む前の自分の性格
その当時の私の性格を簡単に説明すると、
- 比較的真面目
- 完璧主義に近い
- 責任感が強い
- 面倒見がいい
- 自己犠牲が強い
- 自分の意見を言うことができない
簡単に説明するとこんな感じですかね(^^;)
周りの人からも、よくこういったことを言われていました(笑)
そして、
周りに嫌われたくないから、いつも笑顔で少しでも役に立てるように頑張る
これやっといた方が周りの人も助かるよね、やっておこう
私がやるんだから、この仕事は完璧にやらないと!
みたいなことを思いながらいつも過ごしていました(笑)
頼れる先輩、尊敬できる先輩がいなくなってその職場での目標を失ってしまった私にとって、とりあえず自分が頑張らないと!と思って頑張ることしかできませんでした
でも、その考え方のせいで、周りのスタッフに対してモヤモヤが膨らんでいきました
「私ばかり、どうしてこんなに忙しく仕事やらないといけないんだ・・・」
「何もしてないならこれやってほしい・・・」
といった感じのことを思ってしまうようになりました
もちろん、周りに嫌われることや壁を作ってギクシャクしてしまうのは嫌なので、その感情は表に出さず笑顔で接していましたが(笑)
とにかく、自分が思っていることを相手に伝えることもせず、周りのスタッフに対して気を遣ってばかりで、そして勝手にモヤモヤしていってしまうという・・・
仕事を頑張れば頑張るほど自分もしんどくなっていき、そして周りのスタッフに対するモヤモヤ感が膨らんでいき・・・
そんな状態でも、職場の人間関係を壊したくない、嫌われたくないという思いが強くて自分の中で我慢し続けて・・・
最終的にはその職場を去りましたが、この職場の人間関係がきっかけで自分の性格や考え方を変えたいと本気で思うようになりました
「嫌われる勇気」という本を実際に読んでみたいと思った理由
自分の考え方や性格を変えたいと、ここまで本気で思ったことはなかったです
その職場を辞めてから、すぐに仕事を探すことはせず本を読み漁った時期がありました
ネットで、「自己啓発本 おすすめ」と検索したり、本屋さんをウロウロしたり・・・
そんなとき、世間で有名な自己啓発本の一つとして話題になっていたある一冊の本を見つけました
それが、『嫌われる勇気―自己啓発の源流「アドラー」の教え』でした
世の中には、たくさんの自己啓発本が出ていますよね
その中でも、「嫌われる勇気」を最初に選んだ理由は、
- 世間で話題になっていて有名だったから
- 対話式で読みやすいと感じたから
- もともと心理学に興味があったから
- タイトルを見ただけでも自分が変われる気がしたから
ありきたりですが、こんな理由ですね(笑)
書店でこの本を手に取って、パラパラっとページをめくってみると、「哲人」と「青年」の2人の対話式で書かれていました
これはかなり読みやすいと思いました♪
私自身が「青年」となって読み進めていくことができましたから
ただ、読みやすいとは言え内容は深いです
じっくり読み進めていくことをおすすめします!
本を読んだ後の自分の変化
まず、この本を読んでいた時期は無職の頃でした
ですが、この本を読み終えた後、今の自分の状況を前向きに捉えることができました
その他にもいろんな本を読んだり勉強しながら次の仕事を見つけてフリーターをやっていますが、昔と違ってかなり楽に仕事や人間関係を築くことができるようになったと思います
いくつか例を挙げると、
- 自分一人でやろうと思わなくなった(周りの人を頼るようになった)
- 自分の完璧は周りにとっての完璧ではない(逆もまた然り)と思えるようになった
- 自分を犠牲にせずにできる範囲で周りをサポートするようになった
- 自分の思っていることを昔より言えるようになった
- 物事に対してポジティブに前向きに捉えられるようになった
一部の例ですが、こんな感じですね
本の内容ではいろんなことについて書かれていますが、一番大きく影響を受けたのが「課題の分離」という考え方でした
内容については詳しく書きませんが、理解できたとしても実際にその考え方を実践できるかというと難しい場面も出てきます
でも、少しでも考え方を変えようと意識することで自分自身が楽になることって本当にあるんですよね
そして、自分には「能力」よりも「勇気」が足りていないということも学びました
この本は、一度読んだだけでは難しいと思ってしまう部分もありました
でも、人間関係で悩んだときに何度でも読み返したい、そう思える本だと感じました
職場の人間関係で悩んでいる方へ
この本の内容がどうこうと言う前に、私にはこの本を読む勇気がまず必要でした
自分の性格や考え方を変えたいと思ったとき、私のように本から学びを深めることもたくさんあると思います
ですが、そのときに一番大切なことって、きっと自分と向き合うことだと感じました
自分以外の人と向き合うことよりもまず自分自身と向き合うこと
そして、自分と向き合う時間が一番大変でつらいと感じてしまうこともあるはずです
「分かってるけど、実際にそんな考え方ができないから悩んでるんじゃないか!」
って思うことありますよね?(^^;
でも、そう思ってしまうのも結局はすべて自分の捉え方の問題だったり・・・
自分では分かってるけど、いざ指摘されるとつらくなったりしてしまうこともありますよね(^-^;
ですが、変わりたいと思ったときは変わるチャンスです
人は変わることができる
勇気が足りていないだけ
対人関係で悩んでいる方、自分の性格や考え方について悩んでいる方にぜひ読んでいただきたい本だと感じました
今回はここまで!
最後までご覧いただきありがとうございました(^O^)/